会長あいさつ

日本クリーニング用洗剤同業会会長よりごあいさつ



 

 日頃より、当会会員企業の洗剤等をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

 本年(2024年)1月に新たに会長に就任させていただきました。会員企業13社とともに、当同業会の充実と業界発展に貢献すべく活動して参ります。

 当同業会は1974年(昭和49年)に設立され、今年で50周年を迎えます。無事50周年を迎えられることは皆様のご支援の賜物だと厚く御礼申し上げます。

 約3年もの間、国内外を苦しめたコロナも昨年5月に漸く第5類に分類され落ち着いてきました。その関係から国内旅行者数および海外からの来日者数も大きく伸びております。本年度にはコロナ前の2019年度に匹敵する海外からの旅行者数になるのではないかと期待しております。

 さて、今年の正月には能登半島地震による大きな災害が起こりました。被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復興となる様にお祈りいたします。

 クリーニングビジネスに目を転じますと、ホームクリーニング業界は、在宅勤務定着、クールビズ・ビジネスカジュアル等生活習慣の変化に加え、経営者の高齢化と後継者不足、環境規制等事業継続などの阻害要因が多く存在します。また、新規コインランドリー店増加により規模縮小が一段と進みました。今後、過度な価格競争はできるだけ回避し、家庭洗濯との品質差別化を消費者に積極的にアピールしていくことと、需要の喚起につながる主体的で積極的な活動が重要と考えます。

 産業クリーニング業界の、ホテルリネン・ユニフォーム・ダストコントロール・おしぼり等は今後のインバウンド需要に大きく左右されます。観光立国を目指す我が国での期待は大きいものがありますが、一方で人手不足という問題を抱え厳しい状況にあります。しかしながら、各種措置解除による対策も期待されており、そこへ向けての準備を進めていくべきと考えます。また、燃料や水といった資源の節約は経営上大きな課題であります。日本クリーニング用洗剤同業会としては、同省エネ化に役立つ洗剤供給や情報供与を果たしていきたいと考えております。

 当会員は変化する環境に対応し乍ら、消費者や業界の動向を適切に見極め、迅速な対応を図り、業界の発展に貢献すべく鋭意努力を致します。

 今後とも当会会員13社へのご支援のほど、よろしく御願い申し上げます。

会長 松本和久

                  日本クリーニング用洗剤同業会 会長 松本和久

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